PLC初心者の基礎学習で大切なこと！相談対応で見えた成長の気づき

「全然PLCの理解が深まりません！」との相談がきました。

相談を受ける中で改めて気づいたのは、

PLC初心者の不安は”実力不足”ではなく”正しい順番が見えない”から生まれている。

PLCの基礎学習には、はっきりした段階があります。

段階を順番通りに積み上げれば、確実にスキルは伸ばせる。

この記事では、初心者から受けた相談をきっかけに、

私が再確認した”成長の本質”をまとめました。

• どんな順番で学ぶのか？
• 初心者がつまずきやすい理由
• 迷ったときの判断軸

これらを理解しておくことで、PLC学習は一気にスムーズになります。

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PLC初心者のスキルは段階的に上げる

PLCは設備全体を制御していますが、全てを一気に理解しようとしても難しいです。

いや！無理です。

最初に必要なのは、「スキルは段階的に伸ばす」という前提を理解すること。

相談を通じで分かった理解できない負の無限ループ

このループの中にいる間はスキルアップに時間がかかりすぎる！

スキルは大きく３段階

あなたの環境で求められるのは、どこですか？

１段階：既存の回路を読める

読めなければ、回路を書くことは無理。

• 異常回路
• 手動回路
• 自動回路
• 原点復帰回路　etc・・・

どんな回路が必要なのか？回路の構成と意味を読み解きましょう。

２段階：回路の修正ができる

土台となる回路があれば修正ができる。（コピペでもOK）

• トラブル対応
• 小さな改造

この段階を目指す人も多いでしょう。保全などが、この段階で十分に活躍できます。

今回の相談者さんの状況からも目指すレベルはここでした。

３段階：０から設計できる

設備メーカーが求められるレベルです。

機器１つ１つの用途を理解して、回路構成から組み立てる状態。

初心者は完全コピーを目指す

初心者がやりがちな、わからないから自己流でやってみる。

これが完全に間違い！

正しい手順はこれ！

1. 社内の回路を見ている
2. 自分が理解（読みやすい）回路を見つける
3. 回路を作った人を探す
4. その人の回路だけで、１段階目を実践する

最初は自分が理解しやすい、設計構造をマネするのがベスト。

複数の人の回路を見て覚えるのは、初心者には無理でしょう。

１つ（１人）の回路構成や考え方を完全に吸収するのが最優先。

土台となる回路をしっかりと持ってから、ほかの人の回路から参考になる部分を吸収しましょう。

最初から多くの人の良い部分を集めても、つなぎ合わせる技術は初心者にはありません。

複数の回路を教えたがる先輩が多いので注意！

PLC初心者が不安になる理由

自分には向いていない・・・その原因はスキル不足ではない！

最大の原因は、自分がどの位置にいのか理解していないこと。

カーナビなしで知らない道を走ってるのと同じ

基準が理解できない状態での学び

基準がなければ、学習の順番も判断できない。

• どこまでできていればOKなの？
• 次に何をすればいいの？

これは理解できないまま勉強していると、効率はかなり悪い。

今回の相談でも、基準の欠如が不安の正体でした。

職場ごとに一人前のスキルレベルが違う

• 製造現場
• 設備の保全
• 設備メーカー

求められるスキルレベルは環境によって全然違います。

• 回路が読めれば十分な職場
• 修正がメインの職場
• 設計者が必要な職場

職場ごとに一人前の基準が違うため、まずは自分の職場で必要なスキルレベルを把握することが成長の近道です。

「イメージしている必要スキルレベル」が

「職場での必要スキルレベルよりも上」に

設定している人は、相談相手がいないって状況になります。

相談で得た学び

初心者が抱える不安には共通点があると再確認できました。

• 何を目指せばいいのかわからない
• できる人の基準が不明
• 学習の優先順位がわからない

不安は、スキル不足ではなく”情報不足”から生まれている。

不安の原因は基準不足

基準がないと、覚えるべきことがブレる。

逆に言えば、基準が理解できた瞬間が不安が一気に減ります。

何を目指せばいいのか分かった！と安心されました。

自分の軸を再確認

この相談は自分の軸を見つめなおす良いきっかけでした。

初心者には

• 初心者の道筋がある
• 順番を守ればだれでも成長できる

教える側としても

• 必要な基準や段階を提示
• １つ１つを具体的に説明

今後も、PLCに悩みや困っている人をより良くサポートできるように、「聞く能力」や「伝える能力」をスキルアップして自分も成長できればと実感しました。

きょうちゃ

人生の足跡を残す人

静岡県出身。人生に深みを求める会社員
できなかったことを、少しずつできるように。 日常の挑戦や成長の気づきを記録しています。
【一歩ログ】で自分らしく前へ。